
初めてタイヤを購入する場合、何が必要なのでしょうか?
タイヤは、車種や形式、グレードによって取り付けられるサイズが異なるため、
タイヤ屋さんへ行っても自分の車の情報を正しく伝えることが出来なければ、
自分の車に対応するタイヤを購入することが出来ません。
あまり車に詳しくない方ですと、自分の車種名くらいは分かるものの、
形式やグレードと言われても、ちんぷんかんぷんなものです。
当記事は、初めてタイヤを購入する方でも自分の車の情報が伝えられるよう、
必要事項やその知識についてまとめてみました。
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タイヤを購入する前に調べておきたいこと
お客さんから良く「この車のタイヤが欲しい」と相談されるのですが、
車の車種のみしか分からないというお客さんが非常に多いです。
タイヤ業界で働いており、タイヤのことには詳しいですが、残念ながら、
車種のみの情報では、お客さんの車に合ったタイヤを見つけることは出来ません。
カー用品店やタイヤ屋さんなどに問い合わせる前に必ず、
下記の3つのポイントを押さえておきましょう。
車種名と形式を調べる方法
タイヤを購入する前には、車種名のみならず、形式も必要です。
何故、形式が必要なのかと言うと、形式によってサイズが変わる場合があるからです。
例えば、TOYOTA(トヨタ)のアルファードとヴェルファイアです。
旧型のアルファード・ヴェルファイアの場合、タイヤのサイズは、215/60R17です。
しかし、新型になると、225/60R17のサイズになります。
(※タイヤのサイズの見方については、後述します。)
このように、形式によってサイズが異なることがあるため、
車種名だけではなく、必ず、形式も必要事項の内のひとつです。
また、ホイールとタイヤのセットで購入する場合にも必要です。
形式によってホイールのサイズが異なる車種(例:ラクティスなど)
があるので、セット購入の場合も必ず、形式をメモしておく必要があります。
正しい車種名、形式は、車検証に記載してありますので、ネット購入の場合は、
車検証の情報をメモして、問い合わせすると良いでしょう。
グレードを調べる方法
自分の車のグレードまでしっかり言える人はなかなか少ないですが、
ホイールとタイヤのセットで購入する場合、グレードも必要です。
タイヤ購入は、ホイールとタイヤのセットをおすすめしているので、
必ず、グレードも調べておきましょう。
グレードも形式同様、グレードによってサイズが異なる場合があります。
例えば、SUBARU(スバル)のインプレッサです。
標準タイプもあれば、STIバージョンもあります。
スポーツタイプのモデルの場合、ブレーキキャリパーが大きくなり、
標準タイプのホイールには取り付けできなくなります。
また、TOYOTA(トヨタ)のクラウンも同じです。
アスリート3.5Lとロイヤルサルーンでは、ブレーキキャリパーが違います。
アスリートの方がキャリパーが大きく、同じものは取り付けられません。
ビックキャリパーに対応するホイールであるかどうかを確認しないといけません。
こういったところを間違うと返品がきかない場合に大きな出費になるので、
必ず、グレードも調べる必要があります。
グレードは、車検証に記載されている「型式指定番号」と「類別区分番号」から、
各メーカーのホームページなどで調べることができます。
事前に調べてから行けば、タイヤ選びがスムーズに行えます。
サイズを調べる方法
最後は、タイヤのサイズを確認する方法です。
タイヤのサイズは、先ほども紹介した通り、215/60R17のように表記されます。
最初の3桁の数字は、タイヤの幅を数値化したものです。
215/60R17というサイズの場合、215(mm)です。
次の2桁の数字は、偏平率をパーセント表示したものです。
215/60R17というサイズの場合、60(%)です。
Rは、ラジアルという意味です。
最後の2桁の数字は、インチです。
215/60R17というサイズの場合、17インチということになります。
サイズは、主に以下の2箇所に書いてあります。
・タイヤのサイドウォール

サイドウォールとは、タイヤの側面のことです。
サイズの他、タイヤのメーカー、年式、製品名などが書いてあります。
・車内

運転席側のドアを開けた内側や給油口のフタの裏側に記載されています。
国産車の場合、ドアを開けた内側に書いてあることが多く、
外車の場合、給油口のフタの裏側に記載されていることもあります。
タイヤのサイズの他、タイヤの空気圧(エアー)の表記もあります。
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タイヤ屋さんに問い合わせる前に
車の車種名、形式、グレード、サイズが分かっていれば、
安心して、タイヤ屋さんに問い合わせることができます。
店舗に購入に行く際は、買うタイヤを取り付けたい車で行くのが一番です。
その場合、形式やグレードも一緒に調べてもらえますが、事前に調べてから行けば、
店員さんの手間も省け、スムーズに購入することができます。
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